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Vol.2 たとえ地球の裏側からでも、印刷物は発注できます。 2006年04月07日 16:23

"ひとつの事例をお話しましょう。
数ヶ月前、当社(大阪にあります)に東北のA社からメールが入りました。
「CDジャケットとブックレットの見積もりをお願いしたい」
それは某テレビ番組の主題歌を歌っている、売り出し中のグループ。
人気アーティストだけに発注部数はかなりのロットで、
それを2週間後に…という依頼でした。
当社の担当者はすぐに返信。
あっと言う間に話が決まり、サクサクと仕事は進み、
何万部ものジャケットとブックレットを無事にお届けしたのでした。
(なんとそのCDは売れに売れ、ほどなく増刷もあったという後日談も)
このように当社は大阪にありますが
顧客は関西にとどまらず全国規模に広がっています。

ここで言いたいのは
先方と当社の担当者は仕事がスタートして終わるまで
なんとお互いの顔を一度も見ていないということ。

やり取りは全てメールと電話。
2回の色校正は宅急便での送付。
微妙なモノトーンの調子を表現しなくてはいけない
アーティスティックなビジュアルの仕上がりが求められ
かつ、箔押しなどの印刷加工にもこだわった
むずかしい仕事でしたが
おおむね満足していただいたのではないでしょうか。

そこには、遠距離であることのリスクは
全くありませんでした。

「営業マンの顔を見て内容を伝えないとミスが多いのでは?」
「近くの会社でないと対応が遅いのでは?」
多くのクライアントの方々は、
そんな理由で印刷会社を選んでいるのではありませんか?
けれど
見積もりから発注、データ送付からデザインや色校正の確認まで
すべてメールと電話だけで済むとしたら
営業マンの訪問に時間をとられることもなく
(忙しいときは、ちょっと面倒じゃないですか?)
ある意味、合理的でスピーディな進行で
クオリティも変わらない印刷発注ができるというわけです。

「データをメールでやり取りするとトラブルが多いのでは?」
ITが苦手な方は、そこのところが不安なんでしょうね。
しかし、これも一種の思いこみで
ちょっとしたルールさえ守れば
驚くほどスムーズにコトが運びます。

例えば

  • 特殊なフォントを使っている場合はアウトラインをかける。
  • データを作成したアプリケーションやそのバージョン、プラットフォーム(Mac かWindowsか)を明記する。
  • データのカラー設定をRGBではなくCMYKで作成する。
  • 塗り足し※を作成する。

など。
う~ん、どれも当たり前といえば当たり前のことばかり…。
もちろん、これらをうっかり忘れても
致命的なミスではないので、ご安心を。
担当者が電話一本で
「すみません、アウトラインかけてください」と
送り直しをお願いするだけですから。

というわけで今回は
大阪からどんなに離れた遠隔地でも
印刷発注には何の問題もなく
かえって合理的なビジネスが実現するというお話でした。
日本全国はもちろん、
海外のどんな国でも、
南極からでも、
見積もりの依頼をお待ちしております。



※塗り足しと は、
印刷用のデータは、裁断をする際の見当となるトンボ(トリムマーク)を、実際に仕
上げたいサイズに作成する。そのとき、トンボ位置で断裁しても、意図しない余白や
台紙の色が現れないように、ベタ部分の色を伸ばすこと。