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“目をクギ付けにする”ポスターのつくり方

■ポスター
定義:広報や宣伝のために掲示する貼り紙。絵・写真・文字などで構成された、比較的大形のものをいう。 (出典)大辞林第三版


どうも、コピーライターOです。
今回は「“目をクギ付けにする”ポスターのつくり方」と題し、どうすれば人の目を引き、立ち止まらせ、メッセージをしっかり伝えるポスターが作れるのか、考察してみたいと思います。

そもそもポスターのほとんどは、駅や商業施設の周辺など人がたくさん集まる場所に貼られています。

つまり、あらかじめ人の目に付きやすい位置にあるわけです。
にもかかわらず、多くのポスターは無視され、スルーされています。
“見れども見えず”というわけですね。

かくいう僕も、街を歩いていて「ハッ」とさせられるポスターになんて、
めったに出会えません。

それはいったいナゼ?

ナニが足りないの?

解決策は?


コピーライター2年目、知識も経験もまだまだの僕ですが、広告づくりの専門書と格闘し、自分の実体験とも照らせ合わせながら、自分なりの答えをいくつか考えてみました。


『ビジュアルインパクトで引きつける』

ポスターをただの貼り紙ではなく、効果的なものにするためには、
ビジュアルインパクトがあるかどうかが、どうもカギとなるようです。

ビジュアルインパクトを生み出すにはさまざまな方法があると思いますが、
一番分かりやすいのは、写真やイラストなどのインパクトを利用したものでしょうか。

たとえば、駅の構内に裸の女性(または男性)が全面に映し出された
ポスターがバーンと貼り出されていたとします。・・・

どうです?

ついつい見てしまいませんか?(僕なら食い入るように見ちゃいます)。


これはあくまでも極端な例ですが、
ビビッドな色づかいでパッと目立たせる、
シズル感のあるビジュアルで五感を刺激するなど、
人を引きつけるビジュアルはほかにもたくさんあります。

『コピーを読ませるさまざまな仕掛け』

道行く人にコピーをしっかり読んでもらう。
これもポスターの役割として大切なことです。もちろんそのコピー自体にチカラがなければハナシになりませんが、それをさらに際立たせる視覚的な仕掛けにもさまざまな手法があります。

たとえば、「極端に大きな文字を使う」。

単純な方法かもしれませんが、
大きな文字が書かれていたら、ついつい目に入ってしまいますよね。

さらに「ホワイトスペースを大胆に使う」。
これも余白の部分のホワイトスペースをあえて大きく使うことで、
コピーを目立たせ、読ませるという効果を狙ったものです。

派手なポスターがたくさん掲載されている場所では、逆にこういった手法のほうが目立つかもしれません。

このほかにも「手書き文字を使う」「文字に色をつける」「数字をアイキャッチにする」など色々な手法があります。


『立ち止まらせた後に、何を伝えるか』

ポスターの役割は、歩いている人を立ち止まらせ、興味を抱かせること。
そのためにはポスターにさまざまな工夫を施すことが大切。
と、僕なりに書いてきましたが、しかし、それ以上に大事なことがあります。

それは目を引くことだけに頭を使いすぎて、その内容が疎かになってはいけないということ。

かつて、某鉄道会社のIC定期券の駅貼りポスターを担当したときに、
「改札をスパッと通る、いいオトコ。」というコピーを書きました。
書いたときはもちろん「よし、これで道行く人の目をクギ付けにできる」と
思ったわけですが、クライアントの反応は予想と大きく違うものでした。
一言、「このコピーから、何を伝えたいのかが分からない」とはっきり言われたのです。

今思い返すと、確かにそうだなと思います。
その時の僕はただ単に面白さ、奇抜さだけを追い求めていただけで、
広告が伝えるべきメッセージをまるで無視していたのですから。

ポスターに限らず、あらゆる広告には必ず伝えるべきメッセージがあります。
それをないがしろにして、広告は成り立ちません。

足を止めてくれた相手に、メッセージがきちんと伝わる表現になっているかどうか。

まず、この点に気を配ることが、ポスターに限らず、
あらゆる広告物を制作する上で一番大切なことではないでしょうか。

そんなわけで、以上、お役に立てたかどうか分かりませんが、今回はここまで。
お付き合いくださり、ありがとうございました。

<本日の注目>

ブログの筆者が「いま、これがスゴイ!」と感じるモノを勝手にセレクトして紹介します。

「そっと好かれる」 小田扉太田出版
ビッグコミックスピリッツで連載中の人気漫画「団地ともお」の作者、小田扉の初期短編集。基本的にギャグ漫画なのですが、登場人物はみんなどこか変で、どこかズレている人ばかり。しかも妙な人間らしさや人とのふれあいの温かさが、シュールな作風の中に自己主張せず入っていて、何度も読み返したくなります。読書すらしたくないほどにしんどいときでも軽く読めてしまう、そんな1冊です。
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