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戦後を辿る旅

戦争の歴史に深く刻まれた場所を訪れる旅の記録です

【発行日】    2020年9月1日
【著 者】    甲山 羊二 
【発 行】    まきば出版
【印刷・製本】  あさひ高速印刷株式会社 | 無線綴じ(雁垂れ製本)
【サイズ・頁数】 A5判 | 216頁

戦後生まれの甲山さんの旅は「二〇一四三月。戦後を辿る旅。僕は東京九段にある靖國神社にいた。」から始まる。「内なる声」に導かれるように、二四六万六千余柱が眠る靖國神社へ。そして「英霊の声に耳を傾けなければならない」、と各地の戦跡を辿る。多くの若者が飛び立ち多くの命が散華して行った場所、鹿児島の知覧では知覧特攻平和会館で若者と対峙する。生々しい光景と言葉が文中に散りばめられる。次なる場所は昭和19年末に完成し僅か4ヶ月間しか使われなかった鹿児島にある陸軍最後の万世飛行場跡。祈念館に飾られていた一枚の写真、子犬を抱く笑顔の隊員から起草され、綴られる文は心に痛く響く。
海軍兵学校があった広島江田島。そこにある参考館では展示されている藤田嗣治の戦争画と向き合う。「藤田は日本を捨てた。いや、日本が藤田を捨てたのだ…」綴られる言葉は重い。紀行は6番目の広島原爆資料館、9番目の長崎原爆資料館へ。2015年の広島松井市長の平和宣言、2017年の長崎田上市長の平和宣言全文も掲載されている。兵庫県加西市鶉野飛行場跡、そこは航空機紫電、紫電改の飛行実験が行われ、近くには戦跡も多く、地下壕での情景描写は過去の暗闇を甦らせる。
大阪大空襲を辿る起点としての大阪砲兵工廠診療所跡地。年老いた語り部の「僕にしか聞こえない声」が届く。この本の最後は昨年辿りついた南の前線、沖縄。そして「ここから僕はまた歩み始めなければならない」と締め括られている。読む者の心を揺さぶらずにはおかない「戦後を辿る旅」は次なる地を目指すのであろう。

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