鉄道と音楽

～夢を乗せて、心はいつも青春～

【発行日】　　　　2022年5月
【著　者】　　　　芝池　巌
【編集者】　　　　田崎まき子（ウィズたからづか編集部）
【発　行】　　　　あさひ高速印刷株式会社
【デザイン】　　　西川美有紀（Hoo「ふぅー」）
【協　力】　　　　本田志美 / 政安光江 / 小川邦子
【印刷・製本】　　あさひ高速印刷株式会社｜無線綴じ

　川西市で不動産業を営む芝池巌さんは鉄道マニアとしても知られる。アステ川西のイベント会場で鉄道模型を走らせるレールフェアを2008年から2019年まで開催し、2011年からは会場でコンサートも開いてきた。そんな芝池さんの活動を紹介するとともに、若き日に撮影した蒸気機関車の貴重な写真が収録されている「鉄道と音楽」を5月に出版した。

芝池氏撮影の貴重な鉄道写真40点余

B5判の表紙を飾るのは芝池さんが関西学院大学1年の時に撮影した播但線を走るSL。
山並みを背景にレンゲ畑が広がる神崎町（現神河町）を悠然と走る蒸気機関車は鉄道雑誌「世界鉄道写真全集」に掲載され、「播但線の女王」と見出しが付けられた。芝池さんは鉄道関係の雑誌に写真を応募し「鉄道ピクトリアル」「鉄道ファン」などに多く採用され写真コンクールで入賞する腕前だった。雑誌に掲載された鉄道写真を含め、本書には鉄道写真40点余が収録されている。
一時期は鉄道写真から遠のいていた芝池さんだが、父親から受け継いだ「三宝商会」をアステ川西で営みながらイベント広場でドイツ製のGゲージのミニチュアを走らせるイベントを開催、子どもたちに喜ばれた。さらに訪れた人に喜んでもらおうとコンサートも同時開催するなど57回にも及ぶイベントを主催し、ホールで本格的な音楽コンサートまで主催するようになった。芝池さんの精力的な活動には目を見張る。コロナ禍で活動を中止せざるを得なくなったが、「夢は2棟目のクリニックビルを建設し、ワンフロアを三宝音楽ホールにするのだ！」と文面に書き記している。そしてあとがきには「残りの人生も精一杯人様のお役にたてるよう青春を走り続けていこう」と。116頁のカラー冊子「鉄道と音楽」には芝池ワールドが満載されている。芝池氏撮影の貴重な鉄道写真40点余

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