鹿島晶彦写真集 全国一本桜の旅

【発行日】　　　　2020年4月13日
【著　者】　　　　鹿島 晶彦
【編集協力】　　　ウイズたからづか・田崎 まき子　　　
【印刷・製本】　　あさひ高速印刷株式会社 ｜ 無線綴じ
【サイズ・頁数】　B5判 ｜ 72頁

写真を趣味にしている鹿島晶彦さんが、全国各地にある一本桜を訪ね、撮影した中から353点を収めた写真集を4月13日に上梓した。美しい桜のグラビア写真に加え、ガイドブックにもなるよう、記録写真と場所や品種などを記した一覧で構成されている。

前書きには、「定年後の趣味にと写真を始めたが、独自のテーマを持って撮影したいと考え、全国各地にある一本桜が浮かび上がった」と記されている。北は北海道の千島桜や血脈桜から、南は鹿児島の奥十曽まで44都道府県に及ぶ。「プロの写真家ではないので、桜の写真だけを見てもらうのではなく、訪ねてもらう際に参考になる記録集にしたかった」という鹿島さん。

前半38ページは樹齢70年〜2000年の見事な桜のグラビア。見開きいっぱいに伸ばした岩手県・小岩井農場の一本桜と静岡県・狩宿の下馬桜（国指定天然記念物）は圧巻。日本三大桜や高山村五大桜など有名な桜の他、あまり知られていない桜まで紹介されている。後半は全353点の写真が並べられ、最後には北から南へ都道府県別の一覧表が掲載されていて、ガイド的要素も盛り込んでいるのが特徴。ページをめくると一本桜の美しい自然美に魅せられ、どこにある桜なのかが知りたくなる。「4月に予定していた東北の桜の撮影は見送らざるを得なかったが、来年は撮影に行きます」と鹿島さん。

写真データを整理し、一覧表を作成、ページ割を作成するまでの作業は鹿島さんがこなし、そこからはプロの編集者と打合せ、オペレーターによるレイアウト、ゲラ校正２回の後、印刷、製本工程を経て美しい写真集「全国一本桜の旅」が完成した。