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随想民芸運動論

-名もなき陶工からのメッセージ-

【発行日】    2007年10月30日
【著 者】    西堀 寛厚 
【印刷・製本】  あさひ高速印刷株式会社 | 無線綴じ
【サイズ・頁数】 B6判 | 200頁

民芸の工人としてやきもの作り一筋の西堀寛厚さんが、日本工芸館機関誌「日本の民芸」に五年間にわたり掲載した文章をまとめて「随想民芸運動論」を出版した。民芸運動を科学的に論ずる西堀さんが、機械文明にながされ目まぐるしく変わる現代に、メッセージを投げかけている。

西堀寛厚さんは昭和13年熊本生まれ。同志社大学文学部在学中、柳宗悦の工芸思想に出会い、卒業後作陶を志したという職人として珍しいケースだ。京都で陶技を磨き昭和44年に露古寿窯を独立開窯、民芸運動に参加し民芸の趣旨に則した日用食器を中心に製作、使うほどに温かみと楽しさを味わえるやきものを作りつづけている。

民芸とは、民衆的工芸品の略で、庶民の生活用品として無名の工人により手作りされた物である。民芸運動とは、日本の伝統工芸文化を受け継ぐ民芸品を骨董・古美術の類ではなく一般の家庭で実用し、日常生活をいかに楽しく豊かにするかという目標を持った運動である。西堀さんは、地球環境の破壊が進む現代において、民芸に代表される手仕事の価値が見直される時がくると信じ作陶を志した。そして、やきもの作りをしながら民芸運動を検証し、民芸の思想と流通(生産販売)の両輪がうまく回転するよう、現状の運動のあり方も見直す必要があると説いている。

あとがきに「よくぞここまで民芸一筋に生きてきたものだと、我ながら驚いている。今後も命尽きるまで民芸の工人として生きていく覚悟である」と記する西堀さん、規格化されたモノが大量に生産消費される世の中に対し、メッセージが重く響いてくる一冊である。

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